イスラム教徒の家宅捜査、警察犬に「靴」の着用を義務づけ？-英国

英国では今後、イスラム教徒の家を捜査する警察犬に「靴」を履かせることになる？―英国警察署長協会（ACPO）は現在、警察犬を使ってイスラム教徒の家宅捜査を行う際のガイドラインを作成しているという。日曜紙サンデー・タイムズが6日、伝えた。

宗教上の繊細な問題を考慮するよう警察官らに指示しているACPOのガイドライン。捜査対象のイスラム教徒が拒否した場合は、特別な事情がない限り警察犬を使わず、使う場合にはゴム底の靴を履かせるよう指示しているという。

ガイドラインが作成されるきっかけとなったのは1枚のポスター。スコットランド・ダンディーの警察署に掲示されていた警察犬のポスターを見て、あるイスラム教徒の議員が「われわれの宗教ではイヌは汚れたものと考えられているので、不愉快に思う信者がいるかもしれない」と異議を唱えたのだという。

一方、英国のイスラム教指導者Ibrahim Mogra氏は、「イスラム法で不潔と考えられているのはイヌそのものではなく、そのだ液だけです。治安対策のために必要ならば、警察犬を使った家宅捜査は行うべきです。ACPOは専門家などの意見をもっと広く聞いた方がいい」と、今回の動きについて批判的な見解を示している。

また政治による「過剰な差別禁止措置」に反対を唱える活動団体「Campaign Against Political Correctness」のJohn Midgley氏は、「イスラム教徒に対する警察当局の行きすぎた対応は異文化間での摩擦を招く可能性があり、治安の面では逆効果になりかねない」と指摘している。
[ 6日 Web-Tab ]
http://www.web-tab.jp/article/3267
(ﾟ∀ﾟ)ﾉ ★記事の読み始めでは、なるほどそうか。と思ったけど、やっぱり行き過ぎ論が出るんですね。宗教や風習、慣習も尊重しなければいけませんが、捜査の重要性などを視野に入れてバランスとってほしいですね。★