タミフルを計算間違いで 2倍処方、8歳児一時入院 福岡

福岡市医師会が運営する診療所で 2月下旬、インフルエンザと診断された 8歳の男児が、適用量の 2倍以上の抗ウイルス薬「タミフル」を処方されていたことがわかった。男児は体調を崩して市内の病院に入院したが、現在は回復している。体重ごとの適用量の計算を医師が間違えたのが原因だったという。

市医師会によると、今年 2月 24日、高熱を出した男児福岡市南区の南急患診療所で受診。70歳代の男性医師がインフルエンザと診断し、タミフルを処方した。しかし、男児の体重では 1日 2回、1.5グラムずつの計 3グラムのところ、成人の適用量(計 5グラム)も上回る 3.5グラムずつ計 7グラムを処方したという。市医師会の調べに、この医師は「適用量は患者の体重に 1.3をかけて算出しなければならないのに、3をかけて計算してしまった」と話しているという。

帰宅後タミフルを飲んだ男児が「目が回る」などと訴え、母親が電話で問い合わせたが、カルテを見た薬剤師もミスに気づかなかった。翌日に小児科医院を受診してミスが発覚。男児は 1日入院したが、現在は回復したという。

市医師会はミスを認めて男児側に謝罪した。下村国寿理事は「同じミスが起きないように適用量の換算表を作り、診療所では薬剤師や看護師を増やす措置を取った」としている。

[ 20日 朝日新聞 ]

http://www.asahi.com/national/update/0520/SEB200805200011.html?ref=rss

★信頼しててもこういう処方ミスは後を絶ちませんね。そういう事態に遭わない様、祈るしかありません。自殺とタミフルの因果関係についてはまだまだはっきりとしたことは判明していませんが、この薬に関しての話題は世間が反応しますからね。当たり前でしょうがもっとしっかりしてほしいものです。出されたものを、何の疑いもなく使用するのは我々ですから。★