映画版「天使と悪魔」の教会ロケ、ローマの教区が禁止

ダン・ブラウンのミステリー小説の映画化第2弾「Angels & Demons」(天使と悪魔、ロン・ハワード監督)について、ローマのカトリック教区のスポークスマンは 16日、有名教会 2カ所でのロケを禁止したことを明らかにした。

スポークスマンは AP通信の電話取材で、「われわれが支援すれば(映画は)美しい作品に仕上がるだろうが、われわれの宗教観とは一致しない」とコメント。また、禁止決定にあたり、同じ著者による小説「ダ・ヴィンチ・コード」やその映画版が、世界各地で教会関係者の論議や反発を招いた前例を考慮したと認めた。「Angels & Demons」は「ダ・ヴィンチ・コード」の登場人物ロバート・ラングドンの過去を描いており、スポークスマンはテーマが前作とほぼ似通っているのは明らかだとしている。

撮影スタッフは、ローマ中心部にあるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会とサンタ・マリア・デラ・ビットリア教会でのロケを申請していた。両教会にはバロック美術の巨匠カラバッジョの絵画やベルニーニの彫刻、ルネサンス期の画家で建築家のラファエロが設計した礼拝堂がある。

教区がロケ申請を却下したのは昨年だったが、ローマ市内での撮影が進行中の現在、地元芸能誌に掲載されたスポークスマンの発言を契機に表面化した。スポークスマンによると、教会外でのロケは禁止しない方針という。

「Angels & Demons」の公開予定は来年 5月。

[ 17日 CNN ]

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200806170018.html

(゚∀゚)ノ ★D・コード面白かったですね。大事なのは描かれている宗教観ですか。多少、脚本の変更とか余儀なくされるでしょうけど、ここで揉めると本格的に撮影できなくなりますしねー。妥協した部分でどこまで観客を引き付ける映像を撮れるかがスタッフの腕の見せ所。★