略奪などの容疑者引き回し、避難所前で「見せしめ」処分

四川大地震の被災地、四川省都江堰市内の避難所前で 25日午後、震災に乗じて盗みなどを行ったという男女約 20人を逮捕し、一般市民の前で引き回しが行われた。

被災地では、治安悪化も問題となっており、当局では犯罪抑止に躍起だ。

被災者約 1000人がテントで暮らす避難所前。トラックの荷台には、オレンジ色の服を着せられた容疑者が並ぶ。警察幹部が「犯罪は断固取り締まる」と宣言する中、「パソコンを奪った」「携帯を盗んだ」など各容疑者の犯罪事実が明らかにされ、「災害に乗じた略奪罪で刑事拘留する」と次々に処分が下された。

住民によると、被災地では、現金や貴重品を奪う犯罪が頻発。見物していた男性( 44 )は「(容疑者の中には)被災者もいるだろうが、許せない」と話した。

中国では、文化大革命中などに公開式の裁判が行われ、現在でも“見せしめ”の効果を狙ったこうした処分が行われている。

[ 26日 読売新聞 ]

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20080526-567-OYT1T00622.html


阪神淡路でもそうでしたが、こうした災害地では報道されていない部分で、略奪・暴行などが多いみたいです。見せしめ引き回しが何とも中国ぽいです。一致団結して窮地を脱しなければいけない状況下において、私利私欲の為に犯罪行為に走ってしまうのは人間の脆いところなんでしょうか?★