18世紀のスペイン船発見、31億円をめぐる争い・前編-チリ

チリ南部、マウレ州のクレプト付近の海岸から、238年前に建造されたスペインのガリオン船「Our Lady of the Good Council and San Leopoldo」号の残骸(ざんがい)が発見された。

発見したのは発掘作業を手がける企業Oriflama S.A.。現在、調査・作業の継続と引き揚げ品の一部を受け取るため、関係機関との議論が続いている。船には3000万米ドル(約31億円)相当の「財宝」が眠っていると見られている。

チリ国家記念物審議会は法に基づき、船と船に残された財宝は公的な財産だと主張しているが、引き揚げ品の25パーセントについて同社が得ることに同意している。また、本紙取材に対し、会計監査局は「海底深くに沈んでいたのではなく、砂の中に埋もれていた同号の残骸(ざんがい)を発見したことは、同社の功績」とコメントしている。多くの考古学者が、同号は海底深くに沈んでいると予想していた。

予想に反して、発見されたのはHuenchullami川河口に近い比較的浅い水域だった。残骸(ざんがい)は41メートル×11メートルの大きさという。

同号は18世紀半ば、フランスによって建造された。56の大砲を積載、フランス軍によって使用されていた。その後スペインに売却、商船に改造され「新大陸」への航行に使用されていたが、数度の航海後、スペインのカディス湾にあるエル・プエルトからペルーのエル・カヤオへ向けて航行中に沈没した。

同号にはスペイン王室からペルーに住む王族へ売却される貴重なガラス製品が積まれていたほか、金貨、高級家具、金で装飾された衣装、50基の大砲などが疲れており、合わせると3000万米ドルの価値があると推定されている。

[ 17日 チリ ]

http://www.web-tab.jp/article/2372


(゚∀゚)ノ ★徳川埋蔵金よりも現実味のある話です。夢があります。素人のイメージだと、かまぼこ型の木製宝箱に金銀財宝なイメージですが、実際のところは家具などの生活用品にアンティークとしての歴史的価値があるようですね。見つけた人の物なのか、見つけた場所の所在地国の物なのか?引き上げられる物の価値に比例して議論も白熱しそうです。まぁ、法律あるんでしょうけど。★