牛は方角を知っている? 独大学の衛星写真分析で判明

牛には南北の方角を感知する能力があるらしいという研究結果を、ドイツの大学の生物学研究チームが 26日の米科学アカデミー紀要に発表した。

ドゥイスブルク・エッセン大学生物学部の研究チームは世界 308カ所の牧場の衛星写真を分析し、8510頭の牛が向いている方角を調べた。その結果、牛たちは草をはんでいる時も休んでいる時も、60―70%という高い確率で南北に沿った方角に体を向けていることが分かった。どの大陸でもこの傾向は同じだったという。

理由としては、北極部を S極、南極部を N極とする地球の磁場(地磁気)に沿っていることが考えられると研究チームは指摘。ただし衛星写真では、牛の体が南北方向に沿っていることは分かっても、頭が南と北のどちらを向いているかまでは判別できなかった。

この研究について、米ノースカロライナ大学生物学部のケネス・ローマン氏は「驚くべき発見だ。牛のような大型動物でこのような現象が観測されたことはこれまでなかった。ただし、牛に磁気感覚があると結論付けるためには何らかの実験を行う必要がある」と指摘している。

研究チームは今後、羊、ヤギ、馬などについても調べる方針。
[ 26日 CNN ]
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200808260013.html
(゚∀゚)ノ ★衛星使っての調査ですか。ご苦労様です。記事冒頭から読み進めていって、やっぱり磁気感知であって、方角認識ではないのか・・。と、ちょっと残念。★