ドライバー要注意、オーロラがカーナビ誤作動を引き起こす?-英研究

オーロラがGPSカーナビゲーションシステムの誤作動を引き起こす―英バース大学電気工学科がこのような研究結果を発表した。英紙デーリー・テレグラフが伝えた。

英国ではカーナビをめぐる「事故」が多数報告されている。21日には、カーナビを頼りにトルコから英領ジブラルタルに向かっていた1台のトラックが、本来の目的地から約2575キロメートル離れた英国・リンカーンシャー州の国立自然保護区「ジブラルタル・ポイント」に到着している。32トントラックが狭い道を北海に向かって突き進んでいく様子に、地元のバードウォッチャーらはあぜんとしたという。

またドーセット州では同じくカーナビに導かれ、はんらんした浅瀬にバンがはまったケースも報告されている。

英保険大手ダイレクトラインの調査によると、英国では全ドライバーの半数にあたる約1400万人がカーナビを使用。うち50人に1人が「カーナビのせいで事故を起こした、あるいは起こしかけた」、3人に1人が「カーナビに導かれて一方通行の道を逆走した」、10人に1人が「カーナビの指示に従い、急な方向転換をしたことがある」と回答したという。

これら事例の主な原因は、カーナビの誤作動と見られている。バース大学の研究チームはカーナビの誤作動について、衛星から送られるGPS信号がオーロラの発生により妨害されることを突き止めたという。

地球を取り巻く大気の上層部に位置する電離圏は通常、板ガラスのように平板な状態を保っている。そのため、通過するGPS信号に電離圏が影響を与えることはない。しかしオーロラの発生とともにこの電離圏が「波立ち」、GPS信号の通過に影響を与えてしまうことが判明したという。まるで光が水面で屈折するように、物体の位置が誤って示されてしまうとされる。

研究を主導したCathryn Mitchell博士によると、オーロラの発生頻度が高まる今後4年間はカーナビの誤作動も増加する確率が高いという。「オーロラが発生する地域では、 GPS信号への影響は避けられないでしょう。雲や光の影響でオーロラが実際に見えない場合でも同じです。オーロラ発生のピークを迎える2012年までは要注意です」。
[ 22日 Web-Tab ]
http://www.web-tab.jp/article/3536
(゚∀゚)ノ ★どうしても、ナビ頼りになりますからねー。ナビが指示してるんだから、不信感なんてこれっぽっちもないはず。どんな険しい道だろうとも、ナビが指し示していれば・・・・・(ノ∀`)★