【 巨大イカを解凍、詳しく調査へ ニュージーランド 】

南極海で偶然釣り上げられ、冷凍保存されていた巨大イカの解凍作業がこのほど、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワで始まった。海洋学者らが解剖し、なぞに包まれたその生態を探る。

解凍されたのは、重さ約 494キロ、体長約 7.9メートルのダイオウホウズキイカ。昨年2月、漁師が釣った魚とともに、それを食べていたイカを捕獲したという。漁師らが船上で冷凍して持ち帰り、同博物館に寄贈した。オークランド工科大の専門家、スティーブ・オーセイ氏は当時、「輪切りにするとトラクターのタイヤほどの大きさになるが、食べてもアンモニアの味がするだけだろう」と話していた。

調査チームは 4月27日、冷凍庫からイカを取り出し、塩水に漬けて解凍を開始。28日には、表面が腐敗するのを防ぐため、タンクに氷を投入して解凍のスピードを落とした。

作業の模様はインターネット上に公開された。チームではこの後、内蔵を取り出して口などを切り取り、体の構造を詳しく調査。さらに DNAを分析し、性別も判定するという。

研究者らによれば、ダイオウホウズキイカは「南極海のモンスター」とも呼ばれ、最大 14メートルの長さまで成長する。深さ 2000メートル近くにも及ぶ深海に生息し、攻撃的な性質を持つことなどが知られているが、その生態を実際に観察した報告はない。捕獲されたのは、03年に見つかった重さ約 300キロのメスに続き 2例目。

同博物館では調査完了後、約 6800リットルの巨大水槽で、ホルマリン漬けにした巨大イカを展示する予定だ。

[ ウェリントン(AP) ]

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200805050023.html


(゚∀゚)ノ ★ 深海世界のの解明されてない部分ってなんだか興味深いですよね。小さい時にTVで見た、視力の退化した魚かなんかはショッキングでしたー。ジャックスパロウを襲ったクラーケンレベルのやつもいるかもですねー。★